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◆◆◆ DARK SIDE OF NEON GENESIS ◆◆◆

1 :ケペル博士:03/10/25 00:44 ID:???
CONTENTS(変更の可能性有り) ----------------------------------------

*二人の親、碇シンジ/Shinji : Parent Double. 
*影の誕生、綾波レイ/Rei : Rebirth of shadow.
*単眼巨人と惣流・アスカ・ラングレー/Asuka : Stranger or Outsider.
*昼盲症者、碇ゲンドウ/Gendou : The Nyctopia.
*最後の錬金術師、碇ユイ/Yui : The Last and Ultimate Alchemist.
*老賢者、冬月コウゾウ/Kouzou : The Hermit.
*巫女、葛城ミサト/Misato : A real maiden.
*無意識のチャネラー、赤木リツコ/Ritsuko : March of Black Queen.
*トリックスター、加持リョウジ/Ryohji : The Trickster.
*ホムンクルス、渚カヲル/Kaworu : To be, or Not to be ?
*魂、コア、アトランティス/Soul, Core and Atlantis.
*死海文書、ネクロノミコン、アーカーシャ年代記/Dead Sea Scrolls, Necronomicon and Akasa Chronicle.
*二元論と三位一体/Which way to MAGI system ?
*ゼーレの目的、ネルフの使命、ガイストの結論/Seele, Nerv and Geist.
*終着の浜辺におけるグノーシス主義/Gnosticism on Terminal Beach.


2 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/10/25 00:46 ID:???
何か論文発表してくれるの?

3 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/10/25 00:49 ID:???

*最後の錬金術師、碇ユイ/Yui : The Last and Ultimate Alchemist.

 まず、エヴァのオープニングから話を始めよう。
 開巻直後、雫とその波紋の広がりのような映像のあとに現れる「企画・原作 GAINAX」のクレジットのバックに、
エリ巻きに包まれたような鳥のような物体が銀河の向こうに消えていく。その後に続く<セフィロトの樹>については
謎本や各サイトでも頻繁に取り上げられているが、この物体に関する論説は極端に少ない。実はあれこそ<四態の天使>
あるいはヘブライ語の「知識」「仲裁者」を意味するケルーブcherubを語源とするケルビムと呼ばれる智天使であり、
錬金術の象徴なのである。<四態の天使>は時代と場所により、様々な変種が見られるが、ユダヤ教神秘主義カバラに
おいては聖書を表す車輪の上に乗っている。また、時代が進みキリスト教神秘主義においては新約と旧約双方を象徴する
二つの車輪の上に立っている。西洋神秘主義体系の象徴である<タロット・カード>の大アルカナ14番目、「節制」
temperanceに描かれているとの説もある。このオカルト・シンボルを巻頭に置いたことこそ、この作品全般を通じて錬金術の
影響下にあるものとの推測を立てても、あながち的外れではないだろう。また、このケルビムはエヴァ七不思議のひとつ、
謎の第二使徒である可能性が高い。


4 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/10/25 00:52 ID:???
 錬金術とは黄金以外の物質から、それを造り出す作業の総称であると一般には思われている。これは、わが国でもブームとなった
ファンタジー小説『ハリーポッターと賢者の石』と、その映画化により多少は知られるようになった。その原作中にもあるが、この
作業に用いる化金石、あるいは<賢者の石>と呼ばれる錬金術の秘伝は卑金属を黄金に変えるばかりでなく、不老長寿の妙薬ともなる
のである。これらを特に「万能薬」<パナケイア>と呼ぶ。「万能薬」にはその所有者の姿形を変えたり、消したりする能力を与える。
のみならず、天使達との会話や、宙を飛ぶことさえ可能にするという。


5 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/10/25 00:56 ID:???
 宮崎駿の『天空の城ラピュタ』に登場する「飛行石」ラピスlapisこそ、その本質は
この<賢者の石>であり、錬金術の真髄でもあるのだが、宮崎本人がそれを意識していたか
どうかは不明である。また、作中に登場するレトロ・デザインのロボット(これ自体は宮崎が
担当したルパン三世『さらば、愛しきルパン』と同様、米国アニメ、SUPERMAN の1エピソード、
"MECHANICAL MONSTER"に登場するロボットの引用だが)がエヴァにおける使徒と同じく、
天使の役割を担っていたことにお気付きだろうか。天使も軍団を結成しているのである。また、
天空から落下して半壊したロボットは明らかに堕天使のアナロジーであり、人間に知恵と同時に
災厄をもたらすのは劇中で暴れまわる通りの展開である。こうした点に触れた論考がほとんど
ないのは残念だ。さらに現在、連載中の藤田和日郎『からくりサーカス』は錬金術のアイデアが
満載されたコミックである。特にこの作品は中世以降、錬金術に付加された<アルカエスト>
(万物を溶かし、無に還す酸化薬)や<ホムンクルス>(人工的に創造された人間)のアイデアが
作中のいたるところにちりばめられている。作中の「生命の水」(アクア・ウイタエ)こそ、本来
アルコールに溶かした「賢者の石」であり、古代より「霊薬」<エリキサ>と呼ばれた存在である。
また、これは先年公開されたスパイク・ジョーンズ監督作品『マルコビッチの穴』と同様、
シンボルとしてのピグマリオ、意識の転送などエヴァとの共通点が多い。
「意識」「魂」「自我」などエヴァでは自明の事として、あえてその厳格な定義を行っている事例は
皆無に等しいが、このスレッドではいずれこうした概念について徹底的な論考を試みるつもりである。

6 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/10/25 00:59 ID:???
 ところで錬金術の本質はそうした物質的なものばかりでないことに注意したい。
ここでは、以下にS.ユタン『錬金術』、F.S.テイラー『錬金術師』、澤井繁男
『魔術と錬金術』、M.P.ホール『錬金術』、C.G.ユング『心理学と錬金術』他を
参考に、錬金術とは何か、について考えてみよう。その思索的追求が新世紀の暗黒面、
特に碇ユイの行動原理の謎に迫れるものと思うからである。

 以下に錬金術の目的を個別に挙げてみよう。

 1:物質の組成に関する基本的知識の蓄積。
 2:実際的応用(その主要目的は金属変性と黄金、および万能薬の製造)
 3:西洋神秘主義の中核である『ヘルメス哲学』の追求。
 4:前三者の統合。『大秘法』<アルス・マグナ>の完成。


7 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/10/25 01:04 ID:???
 1:に関しては特に言うべきことはない。英語の化学、chemistryが、錬金術を意味するアラビア語の
アルケミアから直接派生したものであることを知るだけで充分だ。(ALはアラビア語の定冠詞であり、
英語のTHEに相当する。アルコールという一般名称はこの薬品がアラビア起源であり、錬金術とも密接な
関係があることを物語っている。蒸留技術はアラビア人達の発明によるものであり、アルコールはワイン
を蒸留して得られたものだ。また、アルカリという言葉も物質の性質を表す重要なアラビア語だ。酢酸、
硫酸、硝酸などの酸性物質は錬金術師達が鉱物を溶解、混合させる過程で副次的に発見されたものである)
つまり錬金術は化学の母であり、自然哲学から物理学へと続く学問の祖父なのだ。その究極の目的は科学と
同じく人間と世界を知ること。すなわちミクロ・コスモスとマクロ・コスモスの統一概念の完成である。
 
 2:については既に述べた通りである。
 3:は多少の説明を要するだろう。特に<グノーシス主義>と並んで新世紀の暗黒面を読み解く
キータームとしては最重要概念であると思うからである。

8 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/10/25 01:15 ID:???
 錬金術師達は自分達を好んで哲学者と称していた。これはアレクサンドロス大王の時代、東洋と西洋の文化、
宗教、知識が融合したヘレニズム時代にエジプトで編纂された『ヘルメス文書』が元になっている。これは当時の
公用語であるギリシア語が用いられ、占星術、魔術、錬金術、哲学、形而上学など広範囲に渡る知識の集大成であった。
ヘルメス神はローマにおいては商人、法律家そして盗人の守護神であったが、ヘレニズム時代には言語と学問の神、
隠された神秘の知恵と知識を司る神、メルクリウス(Mercury=水星、水銀)となり、さらにエジプトへ伝わると、
その地における神々の書記役であり、大魔術師であり、神々の知識を伝えるための文字(アルファベット)を発明し
たとされるトート神と結びつき、トート・ヘルメスまたは<ヘルメス・トリスメギストス>(三重に偉大なヘルメス)
と言われる神になった。スケールの点で格段の差があるが言ってみれば、わが国の菅原道真のような存在であろうか。

9 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/10/25 01:19 ID:???
 彼は、この世界の全ての謎を記した四十二巻の魔法書を残したといわれ、この存在こそが後の『ヘルメス文書』や
キリスト教暴徒襲撃によるアレクサンドリア図書館炎上の際に密かに持ち出され、ロマ(ジプシー)により、
『タロット・カード』(正確な発音はタロ・カード)として広まる<トートの書>であるとの伝説が生まれている。
東洋の一大象徴体系が易経ならば、西欧の一大象徴体系こそ、このタロット・カードである。そもそもカードという
形態そのものの起源が、このタロットなのだが、これに関しては新世紀の暗黒面を読み解くためにも、場を改めて
論じる必要があるだろう。キリスト教の浸透と共に、こうした異教思想、異端哲学は弾圧され消滅したはずだったが、
ルネサンスの到来と共に突如蘇る。姓名不詳の一修道士がフィレンチェの権力者コジモ.ド.メディチに『ヘルメス文書』
のギリシャ語写本を献呈したことがきっかけだ。コジモはそれをマルシリオ.フィノーチに翻訳を命じた。フィノーチの
ラテン語訳による「ヘルメス選書」は1471年に出版されたが、これをきっかけとしてヘルメスは秘教主としての地位を
確立し、西欧の知識階級に様々な形で浸透することになる。

10 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/10/25 01:31 ID:???
 「ヘルメス文書は、ほとんど聖書と同等、時には聖書と完全に同等のものとみなされるようになった」(シューメーカー)
 
 これは現代にまで直接連なるオカルティズムの根源である。つまり、錬金術とはヘルメス哲学追求の一手段に他ならず、
それを通じて深遠な自然に関する知識を獲得でき、究極の真理へ到達できると彼ら錬金術師達は考えているのだ。

「わが黄金は卑俗な黄金に非ず」
 錬金術の達人<アデプト>は例外なく実際の黄金製造が到達点ではなく、通過点に過ぎないことを強調している。
では、彼らの最終目的はなんであったのか。


11 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/10/25 01:36 ID:???
 その究極の形が4:<アルス・マグナ>の完成である。これは『大秘法』あるいは『王者の技』とも呼ばれ、
中世より秘伝中の秘伝とされているものである。その内容は極めて不可思議で、捉えどころがないように思えるが、
突き詰めれば、それは超人への進化と宇宙との同一化である。これは神秘主義における神と自己との同一化、
『神的合一』<ウニオミスティカ>と呼ばれる概念と同じものである。すなわち脱魂による超意識との同一視で
あるが、それは同時に肉体からの離脱であり、呪わしい運命からの解放、幻影としての存在を真の価値あるものへと
変化させ、永久不変の存在へと昇華させることであり、仏教における『解脱』と同一概念である。より正確に言えば
錬金術はミクロ・コスモスたる人間の内部でマクロ・コスモスたる神的パワーを発生、進化させる必要条件を整える術を
指示するのである。ただし、この際特に強調されるべきは物質的作業と神秘的作業は並行して行われるべきものである
という点である。この両者は類似平衡、相互補完の関係にあり、物質的作業の工程は霊的作業の過程に厳密に対応する。
そして、その逆もまた真である。

12 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/10/25 07:07 ID:???
横長すぎ
見にくい

13 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

14 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

15 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/10/25 23:38 ID:???
いや、面白いよ。
何か漫画版ナウシカを思い出した。

16 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

17 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/10/26 01:09 ID:???
 こうした錬金術の工程が錬金術師自身の精神的、心理的過程を象徴していることを指摘したのが、精神分析の始祖、
ジグムンド・フロイトの一番弟子であり、のちに袂を分かつことになったカール・グスタフ・ユングである。
彼は意識と無意識が混然一体となった状態を「メルクリウスの蛇」あるいは己自身の尾を呑みこみ、環状となった蛇
『ウロボロス』の存在を錬金術の『第一質料』<プリマ・マテリア>と関連付けた。このウロボロス=第一質料は、
すでにプラトンの『ティマイオス』に述べられている概念であり、万物に共通でありながら全ての形
ある物に変貌する。同時に種子、混沌、宇宙、世界、絶対、時間等の総体であり、限りなく変化を続けるが、
その本質は変わらずなにひとつ消滅することはない。ヘラクレイトスの「万物は流転する」つまり物質は「ある」
のではなく「なる」。ライプニッツにおけるモナド論の先取りとも言える概念であり、のちの物理学の基本である
『エネルギー保存則』やエネルギーと物質は等価であるとしたアインシュタインの相対性理論、さらにはクォークの
存在にも共通する考え方だ。


18 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/10/26 01:12 ID:???
 ユングは錬金術師たちの心理状態と変容物質あるいは秘密物質<アルカヌム>、すなわち物質内部に閉じ込められている
霊的存在<ヌース>との間には無意識の同一性が存在すると考えた。多くの錬金術に関する書物は共通した特徴を持っている。
第一に錬金術は一定の過程を経て、その作業<オプス>を進めること。第二に奇妙な矛盾が生じてくること。第三に作業の
最後に必ず理想とする物質が生じることである。ユングの注意を喚起したのは錬金術の金属変性過程が個人の心理的発達の
過程と酷似していることだった。彼はそれを「個性化」と呼んでいるが、わが国では専門家の間でもこの訳語はかなり誤解
されて使われているようである。


19 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/10/26 01:14 ID:???
ユングによれば『第一質料』は古代よりの「自然」「肉体」「物質」といった<ピュシス>が<ヌース>と分かち難く
結びついたものであるとした。これはグノーシス主義神話の錬金術的発展といえる。その象徴が両性具有の存在
<ヘルマプロディートス>である。精神と肉体、意識と無意識、物質と霊、男性原理と女性原理など「対立する概念」
が一体となり未分化の状態、それこそがウロボロス的状態であるが、これが分化、発展して最終的には再び『超越機能』
が働き神秘的結合に至る。その象徴が両性具有でありながら<ヘルマプロディースト>とは全く異なる、進化した
<アンドロギノス>であり、これが錬金術過程における最終到達点と考えた。この点に関しては渚カヲルと綾波レイに
おいて再び考察することになるだろう。


20 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/10/26 01:17 ID:???

 「ヒトはこの星でしか生きられません。でも、エヴァは無限に生きていられます。
その中に宿るヒトの心と共に。たとえ50億年たって、この地球も、月も、太陽すら
なくしても残りますわ。たった一人でも生きていけたら…」(劇場版「THE END OF EVANGERION」)

 「錬金術師の研究領域は太陽系を出ることがない。時として星座のことに触れることは
あっても、それはただ単に空における太陽と惑星の相対位置を特定するだけである。
この点は充分注意する必要がある」(ランベール)


21 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/10/26 01:19 ID:???
 いかに専門外であろうとも、科学者であるユイがビッグバン以降の最新宇宙論を知らないはずはない。
本来なら、こう言うべきではないだろうか。「星が輝かなくなり、形あるものが全て消え、宇宙に素粒子の
冷たい靄だけが残る状態であっても」いわゆる『宇宙の熱的死』、<エントロピー極大の状態>である。
にもかかわらずユイの言葉は多くの謎を含んでいる。ユイは科学者である以上に詩人なのだろうか。
断じて否である。あの言葉こそユイの隠された錬金術師的本質が無意識のうちに表徴されたものであると
見るのが妥当だ。これは単なるこじつけではない。我々は歴史上、最も傑出した科学者でありながら、
その本質は魔術師であり、同時に錬金術師、占星術師でもあった、ある人物を知っている。他でもない
アイザック・ニュートンである。

22 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/10/26 01:22 ID:???
 ニュートンが残したおびただしい数の未公表草稿、論稿の大半を再収集し、ニュートン研究に新たな
一頁を書き加えたのはケインズである。1920年代に発生した大恐慌に対し、大規模な公共投資を実行し
恒常インフレ政策による景気刺激策をニューディール政策として提案し、現代経済学いわゆるケインズ
経済学を確立した、あのジョン・メイナード・ケインズである。ケインズはニュートンのメモを綿密に
調べ、そのほとんどが金属変性と黄金製造に関するものであることを知り、ひとつの結論に達した。

 「ニュートンは理性の時代を生きた天才科学者などではなく、中世の暗黒時代を生き延びた
最後の錬金術師である」


23 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/10/26 01:26 ID:???
 ニュートンのもうひとつの顔、占星術師に関しては万有引力の法則、太陽と惑星同士の相互作用による軌道計算であり、
これに関しては改めて言うまでもないだろう。事実、近代占星術はニュートンと、その力学の応用による海王星、冥王星の
発見と共に完成されたと言っていい。これはパソコンが普及する1970年代迄、本格占星術を行うには高等数学を学ぶか、
グリニッジ標準時を基準とした正確な暦(ラファエルの天文暦)を入手する以外になかった点が証明している。
さらに同時代、最大のライバルであったライプニッツと微積分の先陣争いを行った際、ライプニッツがニュートンに宛てた
書簡では、いかにも科学者らしい抑制の利いた、明快な文章であるのに対し、ニュートンからライプニッツに宛てた返信では、
時に激情のほとばしりが見られ、暗号が使用されている。これこそ魔術師の本質である孤高の証だろう。実際、新世紀の
暗黒面を知るには、こうしたオカルトと科学の境界を跨ぐ発想が必要であることは論を待たない。
 そして、そのニュートン哲学の象徴が、あの<ラプラスの魔>である。全ての事象に対して決定論的解釈を
可能とする至高の存在、それこそが新世紀の暗黒面における『死海文書』の記述とも一致するはずだが、
この点については後日、仔細に検討しよう。

24 :ケペル博士:03/10/26 01:39 ID:???
>>4の最後に追加
「すなわちATフィールドである」

25 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/10/26 02:17 ID:???
50%も解らんが読んでますよ。

26 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/10/26 23:34 ID:???
だから横長すぎだって
半分で改行しろ

27 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/10/30 19:00 ID:???
続きキボンage

28 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/10/31 12:58 ID:???
>>12>>26
おでん?

29 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

30 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

31 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

32 :ケペル博士:03/11/03 19:36 ID:???
>>19訂正
誤)<ヘルマプロディースト>
正)<ヘルマプロディートス>

33 :ケペル博士:03/11/03 19:37 ID:???

 「きみらが初陣で壊した初号機の修理代、国がひとつ傾くよ」
 「予算については一考しよう」


34 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/11/03 19:40 ID:???
 ここでゼーレとユイとの関係について考えるべきだろう。第弐拾壱話『ネルフ、誕生』の冬月の回想場面から明らかなように
ユイのバックにはゼーレが存在していた。ゼーレがユイと共に『ヘルメス哲学』を追求していれば当然なんらかの形で黄金製造、
不老不死へと進んでいるわけで、これによりゼーレ/ネルフの豊富な資金源が明らかになる。同時にクローン人間製造、および
ゼーレのメンバー自身の人体改造の謎も。つまり彼らゼーレのメンバーが数世紀から十数世紀に渡り進めた「錬金術作業」
<オプス>は黄金製造にまでは達したが、万能薬<パナケイア>にまで至ることはなかった、少なくとも完全な形では。
そのため一部を人体改造に頼らざるを得なかったのである。

35 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/11/03 19:43 ID:???
 同様の設定は1978年の劇場版『ルパン三世/ルパン vs 複製人間(クローン)』にもうかがえる。この作品にも「賢者の石」が登場するが、
さらに巻頭において、もう一人のルパンが処刑されていて、劇中活躍する主人公のどちらがオリジナル、クローンかが不明となっている。
主人公は自己のアイデンティティを再確認する必要に迫られる。これは綾波レイの直接的ヒントとなったものだろう。そのルパンの敵役
マモーはクローン人間として一万年の時を生き永らえつつ、歴史の節目々々にその影を落としている。しかし、コピーを繰り返すと次第に
ぼやけてくるように、クローン技術にも限界があった。ここにもゼーレの存在と共に、肉体は複数あっても魂はひとつという新世紀の
暗黒面との類似性が認められる。

36 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/11/03 19:44 ID:???
 次に碇ユイが学生時代に専攻していた生物工学と冬月の形而上生物学の関係を考察してみよう。
実際の学問である生物工学と架空の形而上生物学、この両者の関係こそがユイの思想的背景と
その行動原理を解く直接的手がかりだ。形而上生物学がその名の通り、神話や伝説上の生物を
研究対象にしたものであるならば、生物工学との接点はなにか。それは当然、学生だったユイの
レポート(おそらく卒論)に記述されているはずだ。推測の域を出ないが、それは最初の生命に
関するものであったはずだ。


37 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/11/03 19:47 ID:???
 生命は自然発生しない。ルイ・パストゥールが明確に定義した生物学の大前提は、それゆえ最大の疑問を
われわれに投げかけている。つまり最初の生命はどこで、どのようにして生まれ、いかにしてこの地球上で
発展したのか。これに関しては未だ議論百出の段階であり、極論すれば現代の最先端科学はノーベル賞を
受賞したミラーの実験から一歩も出ていないとさえ言える。1950年初頭に学生であったスタンレー・ミラーと、
その師であったハロルド・ユーリーはソ連の学者オパーリンが唱えていた「化学的進化による生命の発生」に
おける原始スープ説(まさしくLCLの原点だ)を実験により確認した。パイプでつながれた二つのフラスコの
中に水と原始地球の大気と思われるメタン、アンモニア、水素などの混合気体を封入し、雷に見立てた放電を
数日間繰り返した。その結果、水溶液中にさまざまな有機化合物、特に生命体に必須なアミノ酸を発見した。
これを受けて『前生命学』と呼ばれる学問がスタートした。しかし現在においては、この研究が直接、生命誕生へ
結びつくとの考えは大方否定されている。

38 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/11/03 19:50 ID:???
 実際、こうした研究は鉄やリン、カルシウムなどを適量混ぜ合わせ、適温に保ったままミキサーに数万年、
数億年かけ続ければ、ある日突然そこから人間が跳び出してくると信じるようなものである。こうした点を
再度、別な視点から取り上げたのが80年代から90年代にかけて隆盛を誇った<ニュー・エイジ・サイエンス>
または<ニュー・サイエンス>と呼ばれる一連の動向である。NHKでも番組として放送されたL・ワトソン『生命潮流』、
F・カプラ『タオ自然学』、A・ケストラー『ホロン革命』、J・E・ラヴロック『地球生命圏』(地球自体が
一個の生命体であるとする、<ガイア仮説>などは耳にしたことがあると思う)。上記の著作の中には明らかに
庵野秀明がエヴァの直接的ヒントにしたものが含まれている。従来、エヴァを語る訳知り顔の識者、評論家には
こうした視点が決定的に欠けている。ほとんどが、そのスタイルにこだわりポストモダンか中途半端な精神分析的
批評に止まっているのはエヴァという作品自体にとって、極めて不幸な状況だと言える。こうした中には物質の中に
こそ意志が存在し、その意志により生命が誕生したという大胆な発想も生まれている。このような新たな思想的、
哲学的潮流はトランス・パーソナル心理学などと共に新世紀の暗黒面を語るために必要不可欠の要素であろう。


39 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/11/03 19:52 ID:???
 ここで登場するのが「汎宇宙種子」である。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教など一神教においては各生命体は
同時に創造されたことになっている。しかし、生命は全てひとつの存在から枝分かれして進化、発展したとする説もある。
もちろんダーウィンの『進化論』であるが、それとは別に同じような思想的、哲学的、宗教的概念がダーウィンより
はるか以前に存在したことは注目すべきだろう。

40 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/11/03 19:54 ID:???
 それが、アレクサンドリアでの初期グノーシス主義者バシレイデスである。<グノーシス主義>はキリスト教徒により
異端として、その信者もろともほぼ完全に歴史上から抹消された。そのため、1945年末エジプトで発見された
『ナグ・ハマディ文書』の存在が公表されるまで、キリスト教側からの報告しか残っていなかった。イタリアン・ホラー映画の
巨匠、ダリオ・アルジェントが脚本で参加した『デモンズ3』はこの北イタリアにおけるグノーシス主義の信仰集団
(おそらく実在したキリスト教異端のカタリ派)と、十字軍(アルビジョア十字軍)の一派である「チュートン騎士団」
虐殺の歴史と、それがもたらす現代の恐怖を描いている。

41 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/11/03 19:58 ID:???
 ヒッポリトスの『全異端反駁』によれば、バシレイデスの世界創造神話において、全ては<汎種子pansperma>と呼ばれる
概念から始まっている。この神話に関しては、いずれ<グノーシス主義>全体と共に詳述するとして、ここで問題なのは
<汎種子>だ。19世紀の終わり頃から「生命はどこから来たか?」という問いに対して、従来とは異なる見解が見られるように
なった。実に、この時まで空から落ちてくる石、つまり隕石は地球外からの物であると言う確信が得られなかったのである。
しかし、一旦戒めが解かれると科学者達は改めて生命が地球外から飛来したものではないかという疑問を持つようになった。
少なくとも生命を構成する物質は地球外起源であると。同時期に物理学者は光が圧力を生じることを実験により見出していた。

42 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/11/03 19:59 ID:???
 このふたつが組み合わさり「胚種公布説」「宇宙胚種説」あるいは「汎宇宙種子説」<パンスペルミアpanspermia>が復活した。
1860年代にドイツ人リヒターが再発見したこの説はスウェーデンの科学者アレニウスらにより、再び注目されるようになった。
アレニウスによれば地球に最も近い恒星であるケンタウルス座のアルファ星まで、胞子状の生命体であれば光の圧力を受けて、
およそ9000年で到達できると言うのだ。これは従来、地球上で生命が自然発生した場合に考えられる、あらゆるタイムスケールに
比較して、わずか数万分の一から数千万分の一という短時間である。

43 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/11/03 20:02 ID:???
 パンスペルミア説が主張するのは生命自体が宇宙を航行するだけではなく、生命とは永遠に持続するものであり、
仏教、ヒンドゥー教のように輪廻転生を繰り返すということだ。生命はその発生の起源を持たず、次々に移植されていく
存在であり、概念である。これをヒントにしたSFは数多い。米国のフィリップ・K・ディックの短編小説『自動工場』も
そうした作品のひとつだ。スクラップの回収を巡って、完全機械化された二大工場が対立から直接衝突へと発展する。
やがて一方が他方を圧倒するようになり、消滅は時間の問題となって来た。それを見届けようと対立のきっかけを作った
主人公の人間たちは、劣勢となった自動工場へ接近する。そこで見たものは能力を限界まで使用しての自動工場自身の
精巧なミニチュア生産であった。滅亡が間近に迫った機械たちは自分達のモデルを作り、それを次々にあらゆる角度で
発射し続けており、その一部は大気圏を抜けて宇宙空間へ達していた。機械自身による『補完計画』だろう。

44 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/11/03 20:04 ID:???
 先年、NASAが火星から飛来した隕石に生命の痕跡を認めたと発表して、かなりの話題になった。
また、最近の研究では彗星が生命の配送者でないかという説もある。彗星の核は岩石だが、その周囲は
生命にとって必要不可欠な水(氷)で包まれているからだ。これが太陽に接近してガスや水蒸気と共に
なんらかの生命の素を噴出させる。だが、残念なことにパンスペルミア説を裏付ける強力な物的証拠は
現在まで確認されていない。つまり依然として最初の生命がどこから来たのかは不明なのだ。しかし、
それはあくまでも現代科学における話である。われわれ新世紀の暗黒面を探る者にとっては別の方法、
別の答えがあるはずだ。そうでなければならない。

45 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/11/03 22:18 ID:???

 「簡単なんですよ、人を滅ぼすのは」
 「だからと言って、きみが被験者になることもあるまい」

 「それがユイさん最後の言葉でした。実験は失敗。
 イレギュラーな事件は、彼女をこの世から消し去ってしまいました」


46 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/11/03 22:20 ID:???
 なぜ碇ユイが被験者としてエヴァ初号機に搭乗し、そのまま戻らなかったか。
赤木ナオコの言葉にあるように本当にイレギュラーな事件であったのか。これは錬金術の作業<オプス>と
密接な関係があると思われる。錬金術師達は一定の作業を何百回、何千回と繰り返す。「黒化」<ニグレド>、
「白化」<アルベド>、「赤化」<ルベド>と段階を踏むが、特筆すべきは、これらの変化はいずれも全て
量子的飛躍によるものである点だ。つまりユングの言う物質と共に錬金術師達の精神の浄化、魂の純化、
霊的進化はアナログ的、連続的推移によらずデジタル的、階段的変化を遂げる。前述のニュートンによる
錬金術の実践も、その実験室の火が六週間に渡って燃え続け、蒸留を繰り返していたことが記録に残っている。
中途半端な錬金術師達はこの量子的飛躍を考えられず、変化を認められないまま自ら作業を放棄し、挫折する。
さらに錬金術師達は作業を始める日時を細かく指定している。これはバビロニア時代からの占星術の
影響が大きい。つまり春分点から作業を始め、夏至の日に作業を終了するのが理想的であるとされる。

47 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/11/03 22:21 ID:???
こうした同一作業の反復は物質と錬金術師の心理的状況を変化させるばかりでなく、そこになんらかの
外的要因が偶然働くことを期待されているようだ。その著書『魔術師達の朝』で現代オカルトブームを
一夜にして確立したルイ・ポーウェルはそれを宇宙的規模の異変と関連付けていることは極めて興味深い。
つまり太陽の表面爆発(フレア)による地磁気の乱れ、超新星爆発や中性子星など大質量の天体同士が
衝突する際に発生する大量のニュートリノ、重力波、GRB(ガンマ線バースト)等が<オプス>の最中に
起こり、物質と精神双方に量子的飛躍が発生することを期待する。ここでもマクロ・コスモスである宇宙と
ミクロ・コスモスたる人間の照応が明らかとなる。

48 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/11/03 22:23 ID:???
 ユイの言葉の端々からは、ある種のニヒリズムが感じられる。
全てを否定しつつ肯定し、肯定しつつ否定する。それこそが錬金術師の本質であろう。
妻であり、母となったユイの次の目標こそ、全生命体の素となることではなかったか。
そして、おそらくユイのことだ。全てを予測した上での起動実験だったに違いない。

49 :最後の錬金術師、碇ユイ:03/11/03 22:24 ID:???
 以上、見てきたように碇ユイはゼーレのメンバーと共に古(いにしえ)よりの『ヘルメス哲学』の探求者であり、
その究極の目的を遂げるべく最新科学とエヴァ初号機を用いて汎宇宙種子となった、というのが本考察における、
ひとつの結論である。

50 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/04 05:13 ID:???
>>38
L・ワトソン『生命潮流』は『THE END OF EVANGELION』にミサトの学生時代の部屋の小物として、あからさまに出てきますね。
工作舎などから出ていたそれらの書物は、それなりに読まれているように思えたので、誰もエヴァとの関連を指摘しないのが不思議でした。
庵野氏もきかれないから話さないというつもりでいるのでしょうか。
おかげでエヴァは、心理学や精神分析方面に縁の深い作品、という見方が定着しつつあるのは甚だ残念です。


51 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/04 12:30 ID:???
な、なんか凄い
全然わからんけど…

この勢いで後13項目いくつもりなのか?

がんばってください
全然わからんけど応援してます

52 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/05 19:46 ID:???
すごい!すごい!知的満足!おもろいっす!

53 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/06 19:56 ID:???
すごいと言うより、すご杉。
エヴァ板というより…(ry

54 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/06 20:15 ID:???
>>53
エヴァ板というより、何よ!?

55 :某転調:03/11/06 23:38 ID:???
>>7
アラビア語でアニメ絡みと言えば、ご存知「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」ですね。
彼の宇宙船名アルカディア号は直訳すると「そのカルディア人」となります。
英語でThe man と言えば通常、合衆国大統領のことですが、他に
マフィアのドン、コンピュータ業界ならビル・ゲイツを指す言葉です。
しかし、「そのカルディア人」と言えば、ただ一人。
これは征服者アレキサンダー(アレクサンドロス)大王を表す言葉です。
ただ、アルカディアには理想郷の意味もあります。
ユートピア、ザナドゥ、シャンバラ等が地上のどこかに存在する、
あるいは遠い未来に存在するであろう理想郷と違い、アルカディアには
「かつて存在し、今は失われた理想郷」というニュアンスの違いがあります。
ハーロックではこちらの意味で使われているようです。

56 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/07 12:27 ID:???
こういうスレって凄い凄い言うだけの取り巻きがウザく感じられる。
例え的外れでも>>55氏のように議論に参加してくれ。

57 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/07 12:31 ID:???
>>55氏が的外れってことじゃないよ (^^;

58 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/07 17:45 ID:???
坊店長がやってたんじゃねえのか
漏れの目もフシアナだな

59 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/07 22:06 ID:???
メアド欄にfusianasanと…
ネタスレじゃなかったな スマソ

60 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/07 23:48 ID:???
>>56
すまんが、俺の知識では「凄い」としか言えない状態なのだ。
しかし本当に面白いのは確かだから、どうか見守ってほしい。

61 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/08 09:16 ID:???
>>56-57
貴様もウザいと言うだけで議論に参加していないウザ野郎なわけだが


62 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/08 14:37 ID:???
>>61
だからそういうオウム返しはこのスレじゃ控えてくれ。 >オレモナー

63 :涼月:03/11/08 16:29 ID:???
錬金術の観点から言及する知識は無いんですが、生半可な知識を少々。

現状におけるパンスペルミア説の利点は、
生命が何らかの形で宇宙を渡ることが出来るという可能性を示す事により、
生命発生の場を『原始地球以外の何処か』に求める事が出来る、
これによりミラーの実験のような、原始地球をモデルにした実験とは
また違った状況の元での生命発生原理を想定する事が出来る。

という点であったかと思います。
この上で考えれば、例えば最初に出現したのがロボットのような珪素系生命体であり、
我々は彼等が実験的に播いた種であるというような可能性すら検証可能です。
しかし、これは可能性を広げる為の発想の転換であって、生命発生原理そのものを明かす物ではありません。
EVA考察でも、黒き月、白き月を空から落ちて来た種子とする説は確かに在りましたが、
その向こう側を見ようとしなければ、この説はただの思考停止で終わってしまいます。

64 :涼月:03/11/08 16:32 ID:???
生命は受け継がれ、循環するものであり、起源など無いと言う循環論はこれに対する一つの反論です。
度々登場する繰り返しの描写、或いは魂を受け継ぐ綾波レイはその一端に見えない事もありませんし、
黒き月が宇宙から飛来したとすれば、
リリスのコピーと共に飛び立ったユイが新たなる種子であるとする見方はその完結とも見えます。
更に言えば、最も示唆的なのは、劇中でアダムとリリスが神、零号機が神のプロトタイプと呼ばれる事でしょう。

65 :涼月:03/11/08 16:34 ID:???
言うまでも無いですが、聖書ではアダムもリリスも神の創ったものです。
強いて言えば、人よりは神に近いかもしれませんが、しかし神その物ではありえません。
本来ならば、アダムやリリスを作った存在が神と呼称されるべきでしょう。
しかし何故、アダムやリリスが神と呼称されるのか。

仮にユイが新たなるリリスになったのだとすれば、この謎に解答を与える事は出来ます。
この仮定で考えれば、あのアダムとリリスもまた同じ様な存在の筈です。
アダムとリリスが、EVAで描かれたような挑戦の末に神のような存在に至ったとすれば。
その前に存在するのは万物の創造主ではなく、人類と同じ様な種族に過ぎません。
神を目指してアダムとリリスを造り上げた彼等を神と呼ぶのは不可能でしょう。


66 :涼月:03/11/08 16:35 ID:???
しかしながら、果たしてそれだけがEVAの提示した生命原理であったかは疑問の余地が残ります。
EVAにはもう一つ、神の座が存在するからです。

渚カヲルは、人は無からは何も創れないと言います。(ビデオ版第弐拾四話)
綾波レイはたった一人にしか魂が生じませんでした。(第弐拾参話)

こうした場面から想定されるのは、人とは違う、無から何かを創ることの出来る神です。
魂を創る、無から何かを創るというのは、零と壱の無限の断絶を乗り越える事であり、まさしく聖書で語られるような神の所業です。
少なくとも、使徒達や人類はそこに位置付ける事は出来ません。アダムやリリス、或いは碇ユイも同様です。

ではこの神は何処に位置付けられるのか(この辺から純然たる推測が増えますが、御容赦を)

一つの想定ですが、第25話冒頭の検証が鍵になるのではないかと思います。

67 :涼月:03/11/08 16:36 ID:???
ゲンドウ
  1「人は新たなる世界へと進むべきなのです、そのためのエヴァシリーズです」
SEELE
  2「我等はヒトの形を捨ててまで、エヴァという名の箱舟に乗ることはない」
  3「これは通過儀礼なのだ。閉塞した人類が再生するための」
  4「滅びの宿命は新生の喜びでもある」
  5「神もヒトも全ての生命が『死』をもってやがて一つになるために」
ゲンドウ
  6「死は何も生みませんよ」
SEELE
  7「死は君達に与えよう」
(フィルムブックp16〜17より)


68 :涼月:03/11/08 16:38 ID:???
まず最初の二つの台詞。エヴァに乗り、新たなる世界へ進む事。
これはユイの求めた、新たなる種となる事と解釈する事が可能です。
しかし、それではSEELEの意図はどう解けば良いのか。
SEELEはこの場面で、明らかにゲンドウと対立しています。

SEELEは人類の現状を閉塞と言っています。人類の終末=閉塞と見る事も出来ますが、それだけでしょうか。
5番目の台詞で、SEELEは神の死をも求めています。
この神は生命体としての神、つまりアダムやリリスと読む事が出来ますが、
種を送り出す事を拒み、母たる神すら殺してしまう事は、それこそ閉塞に他なりません。

しかし、SEELEが単純な死を望んではいないのもまた明らかです。
もしこれが人類ではなく、一個の人間であればどうでしょうか。
子孫を残さねば全てが終わるだけです。そこには新生も何もありません。
これを打開する方法は一つ、不死になれば良いのです。
延々と子孫を残すのも一種の不死ですが、これはどうしても個体の死を伴います。
しかも、その循環は否定的に見れば、ただの繰り返しでしかありません。


69 :涼月:03/11/08 16:41 ID:???
SEELEが閉塞と呼んだのは、やがては滅ぶべき人類であり、
同時にただ流れのままに誕生と滅びを繰り返すしかない生命達でしょう。
SEELEが殊更に次の種子を送り出す事を拒んだのは、その流れを断切りたかった。
つまりは人類という種族を不死へと変える事で、
永劫に巡る輪の外に出ようとしたのではないかと考えられます。

では輪の外に出る事にはどんな意味が在るのか。
輪は生命の始まりから存在した筈です。
生命を創った神が居るとすれば、輪を巡る事は神の定めた運命とも言えるでしょう。
その輪を出る事は、人の不老不死と同じく神に背く事、神を目指す事に他なりません。
SEELEの目的は恐らく、神を目指す事、
それもアダムやリリスのような神ではなく、更に上に存在する創造主たる神の領域です。


70 :涼月:03/11/08 16:43 ID:???
しかし、その結果は失敗に終わりました。
しかもSEELEの求めた不死は、ゲンドウを始め、
殆どの人間がただの死だとして斬り捨ててしまいます。

循環する生命と、そこから脱しようとした者の敗北。

結局は神の領域に人が届く事は無く、
流れのままに生きるのが、EVAの語った人間の本分なのかもしれません。

書いてるうちに生命発生が結局神様の仕事になっていたりして、
まだ大分引っ掛かる点もありますが……
ひとまずこんなところで。

71 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/08 16:50 ID:???
>>63-70
ウザ杉。たのむからあっちのスレから出るな。

72 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/08 16:54 ID:???
勉強になるなあ
哲学だか神学の部門がないと総合大学を名乗れないのもむべなるかな

73 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/08 16:59 ID:???
電波スゲエ(ww

74 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/08 17:20 ID:???
>>73
・・・寂しい人生送ってるんだな

75 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/08 19:09 ID:???
>>63-70
ほんとに生半可だねえ(w
今まで誰も言ってくれないようだから教えてあげるけど
キミの文章、長いだけで何を言いたいのかよく分からないんだよ。
長文書き込む前に少しでも文章書くこと自体を学んだら?

76 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/08 19:36 ID:???
>>63-70って、エヴァ板の神?

77 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/08 19:44 ID:???
>>76
「そうだ。間違いない、神(疫病神)だ」

78 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/08 20:03 ID:???
取り敢えず、どいつもこいつももっと読解力を身に付けろ。話はそれからだ。

79 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/08 22:53 ID:???






取り敢えず、どいつもこいつももっと読解力を身に付けろ。話はそれからだ。







80 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/23 17:35 ID:8cHa3DFS
続行を希望します
エヴァ本スレッドで予告があって以来待ち望んでいた者も少数ながらいるかと
このスレッドの由来が不明な方にはそちらも参照頂きたいところです

81 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/27 14:24 ID:Pno772C2
./::::::::::'''''...::.. ''''::::::::::::::''''''''' .::
...:. ..........::::::/|::::::::........:::...  ::::::::::::
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:|. |:| |:| .|::||::| .|::|  ヾ::::ヾ:::::::::::::
:| |:| |::|.|::|'|.|  ''''""""""":.''':::
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.i| /. ":. ':.    ' ヾ'''---'
:/.i /ヽ   υ  ////
:.. /::::::::|     ////
.". |::i'::::/  |
.."ヽ   /// |
. 丶ヽ///   `    _
  丶ヽ       /
   |::ヽ.     ′
   |::::::ヽ,.,
   |::::::: |  `ヽ.     /
  _|:::: : |―--イ`''ー'イ
/  |::::::::| ヽ      ゝ
 ___::::| / ̄ ̄\   丶
/'   \|  に  |    \
 お次      お   |
 前世     い.  |ヽ
 の代     付.  | ヽ,_
 姉.D     き  /
 ち.V  |\  !!! ./
 ゃ.D  | \_/
 んだ /
  .な /

82 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/27 15:06 ID:+JZFScGW
第2項目から先が気になる…

83 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/27 22:59 ID:iEeCHUeB
何気に>>1の英語サブタイトルがかっこいい

つーか、こんな社会の掃き溜めみたいな所に垂れ流すくらいなら
自費出版でもしたらどうっすか?>>1

84 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/11/30 04:56 ID:vsp20CpC
ここは何のスレでなんですか

85 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/12/05 00:57 ID:/qjWr6+c


86 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 21:36 ID:YCqfo23L

*トリックスター、加持リョウジ/Ryohji : The Trickster.

 トリックスターとは神話に出てくる悪戯好きな神、半神、妖精である。
ここでは一点突破で加持リョウジのトリックスター性のみに絞って論考を展開する。
それで見えてくるものもあるはずだからだ。特に論議の対象となる、彼の最後についても
自ずと明らかになるだろう。

 なお、「リョウジ」のアルファベット表記について海外のサイト等では通常"Ryouji"が
一般的であり、第弐拾壱話『ネルフ、誕生』の冒頭場面に出てくる加持自身のネルフ
IDカードの表記は"RYOJI KAJI" となっている。しかし、ここでは角川書店/GAINAX
唯一の公認資料である『2015//The Last Year of Ryohji Kaji』の表記に従った。


87 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 21:38 ID:YCqfo23L
 トリックスターとしての加持を理解するには以下のテキストは必読だろう。
これはエヴァが現代の神話(そう言い切れるだけの自信はないが)であるならば、
その暗黒面に潜む真実を探り出す手がかりを多少なりとも与えてくれるはずだ。

P.ライディン、K.ケレーニイ、C.G.ユング『トリックスター』
C.G.ユング『元型論』

88 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 21:39 ID:YCqfo23L
 トリックスターとはユングの臨床心理学(分析心理学)的分類に従えば神話の神である。
彼はまた、奇術師、ペテン師、詐欺師、魔術師、手品師であり、大道芸人、道化師、
ピエロでもあり、トランプのジョーカー、タロット・カードの0(ゼロ)<愚者fool>に
象徴される存在でもある。トリックスターは英雄、王そして魔法使いまでが容易に
克服できない難問をやすやすと乗り越え、解決へと導く。硬直化した制度や価値観を
壊して人々に笑いと再創造をもたらす存在である。低俗なトリックスターは混乱と
破壊のみをもたらす単なるトラブル・メーカーだが、高尚なトリックスターは破壊の
後に新たな創造と秩序をもたらす。神話に登場するトリックスターは半神半人や
神の末っ子であることが多い。また半人半獣であることもある。


89 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 21:41 ID:YCqfo23L
 ここではハンガリーの神話学者カール・ケレーニイや、ユングが挙げたトリックスターの
特徴を『元型論』の後書きに林道義がまとめたものを参考に一部改変して見てみよう。
トリックスターには以下の四つの特徴が挙げられる。

1.反権威、反権力、反体制
2.狡猾なトリック、機知機略に富む行動、思考
3.愚鈍、わがまま、周囲の状況の無視、無関心
4.自己の欲望に忠実、特に性欲と食欲

 最も特徴的なトリックスターは北欧神話におけるロキである。また、わが国においても
スサノヲノミコト。一休さん、きっちょむさんなど伝説、伝承、民話、昔話には、この
トリックスターの存在が欠かせない。

90 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 21:43 ID:YCqfo23L
 すでに見てきたギリシア神話のヘルメス神(>>8参照)は元来、いたずら者だが知恵のある
<永遠の少年>puer aeterunus だ。太陽神アポロンの牛を盗むとき、足跡で自分に疑いが
かからないよう、大人の靴を履いて盗んだという。さらに日本で言う韋駄天light-footであり、
そのシンボルが俊敏さを表す「翼の生えた帽子」である。このように頭の回転が速く、
行動も迅速であるということは善悪双方の特性としてもあるので、ヘルメスは商業の神であると
同時に盗人の守護神でもあるという矛盾に満ちた存在である。


91 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 21:44 ID:YCqfo23L
 天界から火を盗み、それを人間達に与えたプロメテウスもトリックスターの典型だ。
こうした神話的な特徴は最高度に発達した宗教的精神の中にも象徴的に現われている。
旧約聖書におけるヤーヴェの魔神(デーモン)的な側面を調べれば、そこにはトリック
スターの予測しがたい行動や無目的な破壊、自ら招聘する苦痛により悶絶する様が見出され、
それらと並行して救世主となり、無意識の存在から顕在化人間化へと発展してゆく過程が
次第に判然としてくるのである。(ユング『ヨブへの回答』)


92 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 21:45 ID:YCqfo23L
 こうしたトリックスターの存在意義の逆転現象は「聖なるもの」に対する、ある種の補償作用を
示すものであり、この関係こそが中世初期における種々の教会行事、すなわち祭典を生み出した
ものである。ポール・ラディンが収集した北米インディアンのトリックッスター伝説によれば、
それらは<影>shadow の極めて初期段階である原初的神話的姿を留めており、そのため神話発生以前の
ごく初期の文化的、<集合的無意識>collective unconscious の形を明かにしている。つまり
インディアンは、まだこの段階で神話を創造する以前の精神的暗黒状態にあったのである。これは
綾波レイの行動思考原理を考える上で重要なヒントを与えてくれる。

93 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 21:46 ID:YCqfo23L
 アニメでトリックスターの代表と言えばルパン三世であるだろうが、シリーズ全体を通して判断すると、
むしろヒロインの峰不二子にトリックッスターとしての役割が強くうかがえる。常に主人公をトラブルに
巻き込み、都合が悪くなると自分だけさっさと逃げだす。物欲に富み、平気で裏切りを繰り返すなど
トリックスターの特徴を数多く備えている。

「こんなところで使徒襲来とは、ちょっと話が違いませんか?」
「届け物があるんで俺、先に行くわ」(第八話『アスカ、来日』)


94 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 21:48 ID:YCqfo23L

 キューブリック監督作品、映画『博士の異常な愛情』の後半に登場する車椅子の怪人ストレンジ・ラブ
博士もこのトリックスターの典型である。彼はドイツ人であり、天才的頭脳に恵まれているが、
偏執狂であり、時々右手が跳ね上がってナチス式の敬礼を行う。それを必死に左手が止めようとするが、
その右手が本人のアゴにアッパーカットを喰らわす。これはトリックスターの内面で常に複数の人格が
存在していることの証明である。実際に北米ウィネバゴ族のトリックスター伝説によれば、トリックスターは
大鹿の肝臓を使って女性性器を、腎臓で乳房を作り、女装したまま、ある村の酋長の息子と結婚し、三人の
子供まで儲けるのだ。スサノヲノミコトもクマソ退治の際に女装したことをご存知だろう。トリックスターは
変装の名人であるばかりでなく、両性具有の<ヘルマプロディートス>(>>19参照)でもあるのだ。


95 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 21:49 ID:YCqfo23L
 トリックスターは神話で重要な役割を果たすのはもちろんだが、現実の物語にしてもその結末を
左右する場合が多い。誰でも知っているシェークスピアの戯曲『ロメオとジュリエット』が
そのトリックスターの不在ゆえ堅固な現実、強固な体制を破壊することができず、悲劇的結末を
迎えたのとは対照的にモリエールの『スカパンの悪だくみ』においては主人公スカパンの活躍の
ために愛し合う若い二人にはハッピーエンドが訪れる。たとえトリックスターの浅知恵が状況を
混乱に陥れるだけであったとしても。それこそがトリックスターの重要性なのだ。


96 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 21:51 ID:YCqfo23L
 現代に存在するトリックスターといえば、タレントのビートたけしだろうか。なにかやって
話題になったとしても結局、最後は「おいらはお笑い芸人だから」の一言ですませてしまう。
しかし映画監督であると同時に俳優、北野たけしとして注目される昨今、これからトリック
スターとしての役割から時代のヒーローとして生きるのか、あるいはフライデー襲撃のような
事件を起こす、ただのトラブルメーカーで終わるのか注目したい。

97 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 21:52 ID:YCqfo23L
「たまには、どうだ。お茶でも」
「ぼく、男ですよ」(第拾七話『四人目の適格者』)

 シンジの言葉は全くそれと意識せずに、意外にも核心を突いている。トリックスターは基本的に
両性具有なのだ。従って時と場合、必要に応じて男女どちらの役割をも果たすことができるので
ある。だからこそ自閉症気味のシンジに対してもやすやすと、その心の内へと入って行ける。

「加持さんて、もっとマジメな人だと思ってました」
「安心してる相手だと遠慮がないな、碇シンジ君」

98 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 21:53 ID:YCqfo23L
 トリックスターの行動は基本的には全て無意識の表徴である。そのためトリックスターの周辺には
常識ではとうてい予測できない偶然に偶然を重ねた出来事が生じることがある。それは時として因果律をも
超越する。これはユングが<共時性>シンクロニシティsynclonicityと呼んだものだ。

「シンジ君?シンジ君じゃないか」
「加持さん、どうしてこんな所に?」
「それはこっちのセリフだよ」(第拾九話『男の戦い』)

99 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 21:55 ID:YCqfo23L
 真冬の海岸を二人の男が歩いている。周囲はネコの子一匹見当たらず、水平線の彼方まで小船一艘
の影もない。二人の男はなにやら共謀した話を進めている。そこへ突然、トリックスターが波打ち際から
姿を現す。

 「今の話、聞こえちゃったよ」

100 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 21:55 ID:YCqfo23L
 ここで注意すべきはトリックスターが「聞いた」のではなく「聞こえた」と表現している点だ。
彼は何もストーカーまがいに男達の後を付けたりしたわけではない。トリックスター自身にしか
解らない、いや、おそらくは本人にも解らない理由により偶然、真冬の海に潜っていたのである。
偶然も繰り返し起これば必然となる。あらゆる局面で使われる言葉だが、これはトリックスターに
こそ当てはまる。

101 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 21:58 ID:YCqfo23L
 1952年、ユング研究所からユングと物理学者、ウォルフガング・パウリの共著『自然の解明と精神』
が刊行された。パウリはニールス・ボーアを代表とし、『不確定性原理』のウェルナー・ハイゼンベルク、
エヴァでも馴染みのある『ディラック方程式』から反粒子の存在、その反粒子と粒子の対生成/
対消滅の予言を行ったポール・ディラック、そして光子と電子の衝突現象を公式化した仁科芳雄ら、
現代物理学における量子論の、いわゆるコペンハーゲン学派を代表する学者の一人である。
相対性理論のアインシュタインが量子論を認めず、事あるごとに論争を行い、その度にアインシュタインが
時には自らの相対性理論を用いられて論破されたのは、よく知られた事実だ。「神はサイコロを
振り給わず」アインシュタインは『不確定性原理』を死ぬまで認めようとせず、未知のパラメータ発見に
全力を注いだ。その点に関してアインシュタインはニュートンと同じ決定論者であった。それに対する
ボーアの答えは「神がいかに世界を支配されるべきかを指図することは、われわれの課題ではありません」
であった。(ハイゼンベルク『部分と全体』)

102 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 22:00 ID:YCqfo23L
 われわれ新世紀の暗黒面に隠された真実を探る者たちは、いたずらに聖書の言葉に惑わされたり
することなく、この言葉を再度、噛み締める必要があるだろう。ハイゼンベルクの著書には
「素粒子とプラトン哲学」という一章があり、ここには明らかに新プラトン主義からグノーシス
主義への思想的背景が見え隠れするからだ。すでに>>38で見たように<ニューサイエンス>の
旗手達はほとんどが一線級の物理学者ばかりである。ここからは、さらにあのロジャー・ペンローズの
ように人間の意識は脳の微小管における量子力学的解釈により発生するとする過激な意見もある。
このペンローズの考えをペンローズ自身と共に、あの車椅子の天才スティーブン・ホーキングが
「プラトン主義」と呼んでいることは注目に値する。ホーキングと言えばペンローズと共同研究も
行い、ビッグバン理論における特異点の研究で知られるが、彼自身もこうした考えの端々に
<グノーシス主義>の影を認めているのではないだろうか。

103 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 22:01 ID:YCqfo23L
 蛇足だがホーキングの著作『ホーキング、宇宙を語る』で紹介されている
彼独自の特異点理論に関して「さっぱり解らない」と公言していたのは
日本で知る限り、ただ二人。タレントのビートたけし(『ザ・知的漫才 
たけしの結局わかりませんでした』及び彼の出演TV番組での発言)と
東大理学部天文学科教授の尾崎洋二だけだった。その翻訳がベストセラーに
なるのだから、日本にはホーキング級の頭脳を持つ天才、秀才が普通に
存在するのだろう。(ここ2chを除いての話だが)

104 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 22:03 ID:YCqfo23L
 ここで、量子力学の基本であると同時に到達点でもある『不確定性原理』について、
かんたんに説明しておこう。この理論こそ『相対性理論』以降、のちに述べるゲーデルの
『不完全性定理』とともに現代の思想、哲学界に大きな衝撃を与えた科学理論であるからだ。
当然、われわれ新世紀の暗黒面を探求する者にとって、こうした動向は無視できない。


105 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 22:04 ID:YCqfo23L
 量子力学で扱う素粒子の極微世界では古典物理学、いわゆるニュートン力学では当然と
考えられていた概念が成立しなくなる。それが粒子の位置と運動量(質量と速度の積)の
「不確定性関係」である。これは単純化すれば観察者の存在、あるいは観察それ自体が
事象に影響を与えるということである。また、粒子の位置と運動量だけでなく、その時間と
エネルギーの関係においても同一の現象が発生する。つまり、どちらの計算による積も
必ずプランク定数h、6.662*10^-34ジュール・秒以上の誤差が生じるために数値を特定できず、
ただ確率としての結果しか得られないということである。


106 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 22:05 ID:YCqfo23L
 これこそ決定論と自由意志に対する新たな関係を示唆すると同時に『死海文書』における
<ラプラスの魔>(>>23参照)の存在と、そのシナリオの誤差であると考えられる最大の理論的根拠である。
しかし、こうした極微の世界の事象が、われわれの現実世界に直接影響を与えることがあり得るのだろうか。
これについては、古典的決定論と統計的確率論の対比以前に複雑系とカオス理論の関係でさらに
検討する必要がある。また、当然シュレディンガーの波動方程式から導かれる虚数単位iの存在は
量子力学的多世界解釈とエヴァ世界を結びつけ、新世紀の暗黒面からその真理の一端を垣間見せる
重要なヒントを与えてくれる。これは、<ディラックの海>に対する再検討と共にMAGIシステムと
赤木リツコの項において、さらに深く追求すべきだろう。

107 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 22:07 ID:YCqfo23L
 パウリは『パウリの原理』(パウリの排他律)により原子内の電子の配置を決定することに
より、すでに高名となっていたが、さらにベータ崩壊による未知のエネルギーからニュートリノ
(中性微子)の存在を予言した。これはのちに実験により検出され、実在の素粒子であることが
確認された。わが国、岐阜県神岡鉱山跡地に建設された巨大ニュートリノ検出装置、スーパー
カミオカンデを使用しての「ニュートリノ観測」で実績をあげ、ノーベル賞に輝いた小柴昌俊
東大名誉教授のことは記憶に新しい。

108 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 22:08 ID:YCqfo23L
 『自然の解明と精神』はユングによる「非因果的連関の原理としての共時性」と、パウリの
「ケプラーにおける自然科学理論の形成に関する元型的理念の影響」という二つの表題から
構成されている。その中でユングは述べている。「共時性という現象が実際に存在する以上、
私たちはそれを『ずっと以前から存在する神の創造行為』とみなすべきである」これは
ライプニッツのモナド(単子)論から着想を得たと云っている。(>>17参照) モナドは
自然界を構成する最小単位であるが、心的性質ないし霊的性質<ヌース>を合せ持ち(>>18参照)、
それらは、あらかじめ定められた調和的関係を反映するとした。これが『予定調和説』であり、
さらにいわゆる二つの決定論、機械的決定論と弁証法的決定論に大別される思想へと発展し、
この考えはやがて超越的存在、すなわち神の否定へとつながってゆく。

109 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 22:10 ID:YCqfo23L
 ユングは共時性を必ずしも時空間の法則や因果律にとらわれないものとして理解した。その定義は以下の
ようなものである。

1:非因果的関連の原理。
2:個別の事象が互いに因果的関連はない(時空間的な一致が無い)が、その関連性において意味がある。
3:個別の事象が時空間的に一致し、しかも深い心理的関連が存在する。
4:精神(あるいは霊)的世界と物質的世界が結びつく。

 
 共時性の発現は意識水準が低下したとき、すなわち顕在意識の働きが衰えた際に、より顕著になると
ユングは述べている。つまり無意識であるがゆえに、これまで回避忌避されてきた問題が明瞭な形をとり、
現れてくるのだ。これはトリックスターの特徴そのままだと言っていい。トリックスターは自己の無意識を
外界へ<投影projection>することにより、その周囲を巻き込み、思わぬ結果をもたらすのだ。

110 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 22:12 ID:YCqfo23L
「いいんですか、加持さん。葛城さんやミサト先輩に云っちゃいますよ」
「その前に、その口をふさぐよ」
「お仕事、進んでる?」(第拾七話『四人目の適格者』)

 トリックスターの周辺には常識では理解しがたい、いわゆる超常現象が発生する。
そのひとつが<ポルターガイストpoltergeist >現象である。これは一般に「騒々しい幽霊」
「騒乱霊」「騒霊」などと呼ばれている日本でもよく知られた存在だ。同名の映画シリーズで
ご存知の方々も多いだろう。ところで上記、第拾七話の場面をよく注視してもらいたい。
加持が自販機コーナーで缶飲料を飲む前後だ。それまで雑然としていた空き缶入れの空き缶が、
次の瞬間には、あたかも誰かが丁寧に並び替えたように整然と区分けされている。あれこそ
典型的ポルターガイスト現象である。通常、この現象は逆に物が宙を舞ったり、ラップ音という
物を叩く音が聞こえてくるのだが、映画『ポルターガイスト』における見事なワンカット場面に
観られるように、それまで雑然としていた家具や食器が一瞬にして整然として並ばれていることが
起きる。

111 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 22:13 ID:YCqfo23L
 ポルターガイストは正式にはコーボルトkobold(e)の一種であり、家憑きの霊である。
日本での地縛霊に近いだろうか。もともとは「木の部屋を支配するもの」といった意味らしく、
ドイツおよびドイツ語圏での民間信仰によれば四大精霊の一つと考えられ、ほとんどが
赤い服をまとい、とんがり帽子をかぶった小さく醜い姿で描かれることが多い。幽霊が
夜間活動するのに対し、昼に動き回るのが特徴だ。そして悪さやいたずらをするばかりでなく、
人間の手伝いをすることもある。雇い主達の間で「コーボルトを飼っている」と言えば、
それは現在でもてきぱきと仕事を片付ける有能な部下、仕事人を指す褒め言葉である。

112 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 22:14 ID:YCqfo23L
 ここでガイストgeistについて言えば、ガイスト、ゼーレ、ゲヒルン、ネルフの流れを
記憶の片隅に留めておかれたい。いずれ重要になるキータームであり、概念だからだ。

113 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 22:14 ID:YCqfo23L
 <ポルターガイスト現象>はほとんどが思春期の少年少女により、引き起こされることが多い。
これをJ.B.ラインが創設した超心理学的にみるならば、なんらかの外的要因(家庭環境、宗教的理由、
教育環境など)によりその<リビドー>libido が抑圧された場合に、そのはけ口が物理的な力と
結びついて起きるものであるらしい。ここでトリックスターが<永遠の少年>であることを想起されたい。
加持は肉体年齢は中年へさしかろうとも、トリックスターである限り、<ポルターガイスト現象>を
誘発する<永遠の少年>、ピーターパンなのだ。だからこそ、客観的な事実などどうでもよく、
自分自身の中の真実以外興味が持てないでいる。そして上記のケースは、冗談であれマヤを
口説こうとして邪魔が入った直後に起こっている。つまり彼の中のリビドーがはけ口を求めていた
瞬間である。この<永遠の少年>についての詳細な論考は碇シンジの場合により深く掘り下げるべきだろう。

114 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 22:16 ID:YCqfo23L
 トリックスターの言動、笑いに包まれながらも攻撃的な口調、誇張された大げさな身振りなどは、
対象とされた特定の人物、集団、組織、権威などを嘲笑い、その高みから引きずりおろす。そして次の瞬間、
彼はそうした対象から徹底した肉体的脅威に晒される。しかし大勢に袋叩きにされ、刃物で貫かれ、
断崖絶壁から突き落とされ、重りを付けられて水に沈めら、炎で焼かれ、眼の前で爆弾が破裂して
黒コゲになろうとも、一瞬の静止状態の後、彼は無言で立ち上がる。あるいはトーキー以降の映画や
テレビ番組においては次の一言をもってして。

「あー、びっくりした。死ぬかと思ったよ」

115 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 22:17 ID:YCqfo23L
 トリックスター最大の特徴、それは肉体的に不死身であるという点にある。ただし、
それは彼の活動があくまでも境界層に止まる場合に限る。彼が境界層を逸脱するか、
トリックスターであることを自ら放棄すれば、もはや不死身ではなくなるのだ。その際、
彼は選択を迫られる。英雄への道を歩むか、消滅するかを。

「この行動は君の命取りになるぞ」
「ただ、真実に近づきたいだけなんです。僕の中のね」(第弐拾壱話『ネルフ、誕生』)

116 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 22:18 ID:YCqfo23L
「日本に着けば新しいボーイフレンドもいっぱいできるさ。サードチルドレンは男の子だそうだぞ」
(劇場版『DEATH』)

 トリックスターも恋をする。しかし、彼の恋は決して成就しない。たとえ愛し合う
若い男女のためにさまざまな機知機略を用いて数々の困難を克服し、その恋を成立させることは
あっても、自分自身の愛が結実することは絶対にない。

 「葛城、おれだ。たぶん、これを聞いているときには、きみに多大の迷惑をかけた後だと思う。
すまない。(中略)もう一度逢えることがあったら、8年前に云えなかった言葉を口にするよ。じゃっ」

117 :トリックスター、加持リョウジ:03/12/14 22:19 ID:YCqfo23L
 対立する二大勢力、特にその力が拮抗している場合、両勢力が最も恐れる事態は直接衝突では
なく、相手勢力の消滅である。歴史を振り返るまでもなく、外敵の脅威が去った瞬間から内部対立、
権力闘争がその内部で湧き起こる。トリックスターは境界層で活躍するだけではない。彼(彼女)の
存在そのものが境界層を形成しているのだ。従って最初のトリックスターが消滅すると同時に、
状況は直ちに第二のトリックスターの出現を要請する。すなわち渚カヲルである。

118 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/12/15 15:20 ID:bVOXgLP/
書き溜めてから更新するわけね(笑

最後のコンテンツももちろんですが、二元論と三位一体っての楽しみです。

119 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/12/15 22:58 ID:iotFL79W
死んだと思ってたら復活してる ちょっと嬉しい 次回も気長に待ちます

120 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/12/16 14:56 ID:hEA/0AAQ
そりゃ学生みたいに暇じゃないだろうからな。
御自分のペースでいいですよ。

つーか待ってる間にコンテンツ内容あーだこーだ言ってればいいだろ。
その方が書いてる人も張り合いでるんじゃ。

121 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/12/20 00:31 ID:w34eJrZu
それはそうなんだが、そこまでの
ネタがないというか頭が…

122 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/12/21 19:48 ID:PCVGII3+
謎本と同じで「勝手な深読み」の醍醐味だねやー
でも謎本の時は「これこそ真実」と思い込んで受け売りする痛い人がいたから、
どっかに「これは類推であり、根拠のあるものではありません」とかちっちゃく書いておくとモアベター。
面白いからがんがれ。

123 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/12/24 00:43 ID:tgHaPbRP
クリスマスイブなので保守しておこう

124 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:03/12/25 23:16 ID:mBlCkOLQ
いつの間にかキテターーーーーーーーーーーーーー!
今から楽しく読ませていただきます

125 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/01/01 15:29 ID:8jzVnts+
新年あけおめ保守

126 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/01/02 15:33 ID:Y3VAZkXQ
正月更新期待してたが… まだ正月休み終わってないしな。

127 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/01/06 19:02 ID:UHUiXdX8
前回11/03→12/14と間があいたから、次はもっと間隔あくと思う。
下旬か…月またぎそうね。

128 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/01/06 19:25 ID:j6DOjMVc
誰かつなぎでカキコしてよ

129 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/01/09 22:43 ID:hydoK/Ea
あ、さて。

130 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/01/10 01:16 ID:EKtI8+Pa
>>128
此処で繋ぐだけのインテリジェンスの持ち合わせが無いんだよ、君と同じで。

131 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/01/10 16:45 ID:8vErppHa
というか、いざ書き込もうとするとこの手のは時間食うしな…
限られた時間で、他スレもチェックせにゃならん身としては結構つらい…
それも言い訳ではあるが、時間は有限であるからして…

まぁ、そういうわけで、主カキコはこのスレ主の1に任せて、
あとは定期保守を心がけるってのが他の人もだいたいんなとこだと思う。

132 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/01/11 03:57 ID:cBGtifP3
え、と質問はだめですか?
>>3の第二使徒について詳しく知りたいんですけど。
いずれ説明してくれるのかな?

133 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/01/21 19:03 ID:zXfiPjdW
保守

134 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/01/30 21:30 ID:3wzCiTWP


135 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/02/01 00:07 ID:IGn4LXvQ


136 :ケペル博士:04/02/16 00:03 ID:5mMTP6Zi
レス>>38>>39の間に以下の文章を追加

「きみがファースト・チルドレンだね、綾波レイ。きみは僕と同じだね」
「お互いに、この星で生きてゆく体はリリンと同じ形へと行き着いたか」
(第弐拾四話「最後のシ者」ビデオ版追加場面)


137 :ケペル博士:04/02/16 00:06 ID:5mMTP6Zi
一言レスでも、なにかあれば書き込んでいただけるとありがたいです。
自分ももう少し早いペースで書けるかと思ってたんですが、ネタはあれど
まとめる時間がない。

138 :ケペル博士:04/02/16 00:08 ID:5mMTP6Zi
>>132
 智天使ケルビムについては「グノーシス主義」と「人智学」の項で詳しく
触れる予定ですが、最近翻訳が出た『七十人訳 旧約聖書』によれば、
不定形の存在であり、「神は人が善悪を知り、ついには生命の樹の実を
食べて永遠に生きるかもしれないと恐れ、エデンの園の東にケルビムと
炎の剣を置いて、生命の樹に至る道を閉ざした」とあります。

 また人智学の創始者ルドルフ・シュタイナーによれば、調和の神霊であり、
アニマ・ムンディ(宇宙霊または世界魂)の叡智を流出させ、三位一体から
セラフィムが受け取った世界計画(死海文書?)を拡張する存在だそうです。
ケルビムは空気と結合し雲となるとき、その内部で活動しています。

139 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/02/16 14:48 ID:ck7pcBVm
支援あげ

140 :132:04/02/20 18:52 ID:???
レスどうもです>ケペル博士
聖書の記述は知ってたんですが、第弐使徒と考える根拠を知りたかったんです。
でも、まあ気長に待ちながら期待してますので。

141 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/03/01 00:56 ID:???
おお、面白いなこのスレ。
ケペル博士、頑張って。

142 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/03/19 20:20 ID:???
Hoshu?
Hoshu!

143 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/03/26 20:02 ID:???
保守します。ネタまとめ、頑張ってください>ケペル博士

144 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/04/07 19:51 ID:???
ぼちぼち?

145 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:04/04/21 23:50 ID:???
保守しませう

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