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ガンダムバトルロワイヤル 第三回大会 第五章

143 :リナルド=グレイス ◆op35gNbitI :04/02/09 00:26 ID:???
>>116
どこかで感じた悪意だ……。
リナルドは、以前に感じた不快感を再び感じ取っていた。
しかし、悪意は二つ。 それ以外の判別し難い感情が一つ。

コンテナへと機体を近付けるリナルドの頭の中に、懐かしい声が響いた。

(もぅ、お兄ちゃん。
 コンテナに構ってる場合じゃないでしょ?
 あの男が、帰ってきたのよ)

「マヤ?
 ……わかってる。
 どうやら刺し違えてでも俺を殺そうとしているらしいな。
 それに、もう一つ、俺を殺そうとしている悪意がある。
 あとの一つは、あの観察者君かな」

そうこうしているうちに、T-17に差し掛かった。
コンテナが見えてきている。
と、同時にレーダーの光点をチェックする。

一瞬だけ見えた二つの光点。
RX-139 ハンブラビとMRX-010 サイコガンダムMk-U.
そして、既に視界に入っている、ヤクト・ドーガ。
ファンネルも展開済みらしい。

(ハンブラビのパイロット……確か、名簿ではフィニー=ディクセン……彼女は死んだはずだ。
 今のパイロットは……ええと、名前が出てこないや。
 全く、ほとんど忘れかけていたな。 あのおバカさんのこと……。
 ティターンズの機体ならほとんど知っている。 数の上での不利だけ、だな。
 目の前のファンネルもあることだし)

この戦場に来てから、彼のニュータイプとしての素質は開花を始めていた。
以前の彼なら、こんなにもはっきりと他人の感情を捉えることはできなかっただろう。

機体を変形させると、あとは慣性で接近する。

(どうするの、お兄ちゃん?
 三対一だよ。
 お兄ちゃんが全力で戦ったって、やられちゃうよ!)

皮肉なことに、リナルドの死を望んでいたマヤが、彼の身を案じている。
苦笑しながら、彼は言葉を選んで言った。

「敵であることが確定しているのは一人だけだ。
 後ろのサイコの殺意はそれほど強くない。
 目の前の観察者君も、まだ未確定かな?ってとこだな。
 こちらの言葉次第、だ」

彼は自身の中の妹に優しく告げると、一つ深呼吸をした。
接近するにつれ、ザラッとした感じが強くなっていく。

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